多くのお客さんに商品を購入してもらうオンラインショップを目指すためには、良い印象を与える事と購入までの行動をスムーズに促す事の2点が重要で、これらがデザインコツといえるでしょう。美しさや格好良さだけを追求するだけのオンラインショップでは商品を買ってもらえませんし、購入までの過程がスムーズでも最初の印象が悪ければ、お客さんが商品を探す前にサイトを見ることを止めてしまうかも知れません。まずは、良い印象を与えるために、トップページのデザインを熟考しましょう。オンラインショップでは、ほとんどのお客さんが最初にアクセスするのがトップページです。
その後、各商品のページへと移るのですが、トップページでお客さんに良い印象を与えられたら、おのずと商品のページも閲覧してもらえるでしょう。画面を見やすくするために三原色(赤・青・緑)などの奇抜な色を多用しないように心掛けたり、商品の写真の背景色は白などの控えめな色を選んで商品の特徴を表現しやすくするなど、様々なデザインコツが存在します。続いて、購入までの過程を促すために重要となるのが情報設計です。情報を整理して、それぞれを最適な場所に表示すれば、見る・クリック・購入までの流れがスムーズになります。なお、情報設計を行なうと、お店や会社のアピールポイントやテーマがはっきりするので、文字や画像などの各パーツをデザインするのに役立つでしょう。
情報を整理した後はツリーマップを作成し、不要な情報を削ぎ落とした後、残った情報の優先順位を決めます。そして、お客さんがサイト内を回遊しやすいようにサイトの構造を設計し、見る・クリック・購入のルートを整えましょう。他には、ボタンやリンクが目立つように押しボタンのような立体的なグラフィックにしたり、リンク文字に色をつけるなどしてお客さんをうまく誘導する技もあります。また、サイトには上部に表示するヘッダーと下部に表示するフッターがあり、ヘッダーには店名や社名・電話番号・問合せ先などを表示するに対し、フッターには配送方法や返品方法などのヘッダーに表示しきれなかった情報を提示する役目があります。
なお、フッターは、商品を見たお客さんがその関連商品に興味を示し、新たな購入へとつながるチャンスも秘めているので、次のアクションを促すために工夫するべきでしょう。最後に、忘れてはいけないのが、サイトを表示する端末についてです。パソコン用とスマホ用で画面の大きさがかなり異なるので、これらを頭に入れたウェブデザインを心掛けましょう。